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論文

Change in carbohydrates of chicken and quail ovomucoids by $$gamma$$ radiation

Y.Lee*; 松橋 信平; 久米 民和

Radiation Physics and Chemistry, 54(3), p.285 - 290, 1999/00

 被引用回数:1 パーセンタイル:13.12(Chemistry, Physical)

ニワトリ及びウズラのオボムコイドについて、$$gamma$$線照射による変化を比較検討した。オボムコイド(OM)は、トリプシン阻害活性を有し、糖を25%含む比較的熱に安定な糖タンパク質である。水溶液中でニワトリOMを照射した場合、分子量5000以下の低分子区分に溶出する糖が増加した。また、糖鎖をピリジルアミノ化して分析した結果、N$$_{2}$$中に比べO$$_{2}$$中で照射した場合に著しく減少することが認められた。トリプシン阻害活性は、O$$_{2}$$中よりN$$_{2}$$中での失活が著しく、糖鎖の変化とは逆の結果となった。ウズラOMでは、O$$_{2}$$中の失活がN$$_{2}$$中より著しいなど、ニワトリOMとは異なる結果が得られた。ニワトリ及びウズラOMの糖鎖の構造の違いが、これらの変化に影響しているものと考えられた。

論文

Changes in biochemical properties of ovomucoid by radiation

J.-S.Yang*; J.-H.Kim*; 松橋 信平; 久米 民和

Radiation Physics and Chemistry, 48(6), p.731 - 735, 1996/00

 被引用回数:7 パーセンタイル:54.39(Chemistry, Physical)

鶏卵のアレルギーの原因物質の一つとして考えられているオボムコイドについて、照射による諸性質の変化について検討した。オボムコイドのトリプシン阻害活性は照射によって指数関数的に減少し、N$$_{2}$$中の失活がO$$_{2}$$中より大きかった。ELISA法で測定した抗原性も、ほぼ同様に減少した。オバルブミンなどのタンパク質では、通常照射による変化はO$$_{2}$$によって促進されるが、オボムコイドの場合には逆の結果となり、O$$_{2}$$による保護効果がみとめれらた。ラジカルアニオンの効果を調べた結果、(CNS)$$_{2-}$$はトリプシン阻害活性の失活を著しく抑えたが、Br$$_{2-}$$はわずかに促進した。これらのラジカルアニオンの効果は、タンパク質の構想変化に対しても同様であった。従って、オボムコイドの生物活性の変化は、活性部位のアミノ酸の変化よりも構造変化によるものと考えられた。

論文

放射線照射による鶏卵オボムコイドの免疫化学的性質の変化

J.-S.Yang*; 久米 民和

食品照射, 30(1-2), p.2 - 5, 1995/00

照射によるタンパク質の免疫化学的性質の変化について、鶏卵アレルギーの主要な原因物質と考えられているオボムコイドを用いて検討した。オボムコイドは熱に比較的安定な、トリプシン阻害活性を有する分子量28000の糖タンパク質であり、照射に伴う変化についてオボアルブミンと比較しながら検討した。SDS-ポリアクリルアミド電気泳動の結果、両タンパク質ともO$$_{2}$$中では分子切断による低分子化がおこり、N$$_{2}$$中では重合することが認められた。オボムコイドのトリプシン阻害活性及び抗原性の変化は、O$$_{2}$$中よりもN$$_{2}$$中での照射で著しかった。一方オボアルブミンの抗原性の減少はO$$_{2}$$中で著しく、両者で酸素効果が逆になることが明らかとなった。

論文

放射線失活法による生物活性物質の分子サイズ測定

久米 民和

放射線化学, 0(57), p.3 - 12, 1994/00

放射線失活法による分子サイズ測定の概念及び生体機能解明への応用について解説した。放射線失活法は、ターゲット説に基づいて、失活の程度から活性物質の大きさを求めるユニークな手法である。従来の分子量測定法では活性物質を単離・精製する必要があったが、本測定法ではその必要がなく、生体内での活性物質のサイズが測定できることから、生体機能解明への応用例が増えている。本稿では、測定法の概念、詳細な実験法及びその注意点について述べるとともに、著者らの行ってきた研究例(オボムコイドのドメインサイズ、膜結合タンパク質であるアンジオテンシン変換酵素、心房性ナトリウム利尿ペプチドレセプターによる活性化機構)を中心に、生体機能解明への応用について紹介した。

論文

Functional molecular size of trypsin inhibitors as determined by radiation inactivation analysis

久米 民和; 石垣 功

Biochimica et Biophysica Acta, 914, p.101 - 103, 1987/00

トリプシンインヒビターの生物活性を示す分子の大きさについて、放射線失活法により検討した。種々の酵素やレセプターの分子量がターゲット説に基いた放射線失活法により測定できるが、オボムコイド(鶏卵中のトリプシンインヒビター)の場合分子量28,000よりはるかに小さい10,200という値が得られた。オボムコイドは3つのドメインから成り、その1つが活性を有していることが知られている。そこで活性を有しているドメインの分子サイズは、9,300であり、放射線失活法で求めた値とほぼ一致することを見出した。他のトリプシンインヒビター:オボインヒビター(MW49,000)でも活性を有するドメインサイズ14,000に近い17,800が得られた。これらの結果から、放射線失活法によって得られるトリプシンインヒビターの分子サイズはドメインの大きさであり、またin situでも同様の結果が得られると結論した。

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